HOMEの中のおすすめShopの中の伝えるの中の旧吉原家住宅(※災害復旧工事に伴い休館)

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公開日
2011年04月01日
 江戸時代に旧柳河藩小保町の別当職(町の役人)を代々務め、後に蒲池組(旧柳河藩の行政区分)の大庄屋となった吉原家の邸宅です。
 主屋の建立は、式台玄関の蟇股(梁など柱の重さを支えるための部材。蛙の股のような形から由来された)に残っていた墨書の記録から文政8年(1825年)に吉原三郎左衛門三運によって建築されたと考えられています。
 
 建物は農家の整型四間取り系ですが、別当職にふさわしく最大規模に発展した間取りで、表側に接待用の玄関・南角座敷、裏側に居住用の部屋を設け、天井の高さや畳の縁などに違いを出すことで明確に区別しています。
 ※災害復旧工事に伴い、平成29年3月1日より休館
 旧吉原家住宅の見どころは、なんといっても細部にまでこだわった職人の技の一言につきます。代表的なもののひとつが、公用の間の彫刻欄間です。吉原家の棟梁を務めた黒田多吉によって製作され、「上の間」「二の間」「三の間」のそれぞれの欄間に異なった技法を取り入れた“大川木工”の伝統の技の結集ともいえる芸術品です。これら優れた意匠は“大川欄間彫刻”として弟子たちに代々受け継がれてゆき、現在の大川市が「インテリアのまち」として知られるまでに発展してきました。

 公用の間に見られる粋な技法とは異なり、豪快さがうかがえるのが私用の間。土間は直径約1mの差鴨居や天井梁で組み固め、納戸まで巨大な梁を一本差し込む大胆な造りで、居間には畳約一畳分の大樟の一枚板を使用しています。これら豪華な建築資材は、財政難に苦しんだ島原藩から買い上げたもので、吉原家の財源が豊富であったことが分かる貴重な資料にもなっています。

 現在の旧吉原家住宅は、古図をもとに当時の技法を用いて保存修理工事が行われ、平成11年12月には国指定重要文化財にも指定されました。

Information

住所 〒831-0041 大川市大字小保136番地17
電話番号 0944ー86ー8333
FAX番号 0944ー86ー8333
開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週月曜(祝日の場合はその翌日) ※災害復旧工事に伴い平成29年3月1日より休館
入館料 無料
駐車場 10台(周辺の専用駐車場利用)
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