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明治41年(1908)に清力酒造株式会社の事務所として建てられたもので、ヨーロッパ古典様式を取り入れた、白い外観とコバルトグリーンのインテリアを基調とした明治洋風の作りが特徴です。
建築に際し、中村綱次が大工を伴って長崎の洋風建築を視察し、設計の参考にしたと伝えられています。
木造2階建ての建物は、玄関から中へ入った一階まわりは通り土間を中心として右手西側の社長室・応接室は洋風の造り、左手北側の事務室は日本の伝統的な町家の造りを思わせるもので、洋風と和風が共存する特徴のある室内構成です。
2階の広間の幾何学模様の格天井をはじめ、扉やカーテンボックス、シャンデリア、調度品の装飾は西洋文化を取り入れたモダンなデザインで、とりわけ目を引きます。
洋風モダンな造りの玄関ポーチ。ヨーロッパの古典建築様式を用いた角柱や柱頭の繰り型彫刻など豊かな装飾が見られる。
二階の広間。幾何学模様の星型の格縁天井が華やかで、扉やカーテンボックス、シャンデリア、家具調度などの装飾が目を引く。
重厚感のある階段。欧米の古いアパートメントへ訪れたような、ノスタルジックな雰囲気だ。
美術に造詣が深かった初代社長の中村綱次氏。久留米市出身で放浪の洋画家・青木 繁もこの清力美術館に滞在し、晩年の作品「晩帰(漁夫晩帰)」を描き上げたといいます。
昭和30年から昭和61年にかけ、2階広間に収集した近代絵画を展示する美術館として一般公開され、多くの美術愛好者に親しまれてきました。
平成13年6月より「大川市立清力美術館」として開館し、日展・光風会展で活躍した大川出身の溝江勘二の作品をはじめ、筑後の画家を中心にした作品や、久留米藩御用絵師画稿類などを常設展示しています。また、1階は展示会等の会場として利用できます。(有料)
2階広間には、筑後にゆかりのある画家による作品を展示している。写真は、坂本繁二郎に師事していた久留米市出身の花田芳雄のもの。
久留米藩御用絵師画稿類などを常設展示している。
1階は貸しギャラリー(有料)として利用できる。

| 住所 | 〒831-0008 大川市大字鐘ヶ江77番地16 |
|---|---|
| 電話番号 | 0944-86-6700 |
| FAX番号 | 0944-86-6700 |
| 開館時間 | 9:00~17:00 (入館は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日) |
| 入館料 | 無料(企画展中は有料) |
| 駐車場 | 15台 |
