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公開日
2011年04月01日
 建具生産高日本一を誇る大川。約460年前船の大工から始まった大川木工は、大工職人や家具職人など木工業が分業化されるとともに建具業も発展してきました。伝統の技は脈々と受け継がれ、現在のインテリアに合ったデザインの障子をはじめ、襖、ドア、雨戸、クローゼット扉などを製作しています。
 
 「組子」は、釘を使わずに木と木を組み付けて作る建具の技法のひとつ。細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施し、鉋やノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けしていきます。

 この技法を使って細工を施したのが「大川組子」です。建具職人が腕を競う中、建具の装飾として自然派生的に誕生しました。図柄のパターンは「麻の葉」や「胡麻殻」、「八重桜」をはじめ200種類以上にもおよび、現在もこれらを応用して職人が独自に新しい図柄を生み出しています。
 
 昭和63年に、未来に残したい技術として福岡県の特産工芸品にも指定されました。

 
 見る方向や光によって万華鏡のように表情が変わる大川組子。1つの作品の中には、複数の図柄が組み込まれています。図柄を形成しているのは、「葉っぱ」と呼ばれる木片のパーツ。職人が、さまざまな鉋(カンナ)を使い分け、指先にも満たないほどの小さな葉っぱを作ります。触れれば折れてしまいそうなほど葉っぱは、薄いもので0.01ミリ。この葉っぱを「地組」と呼ばれる木枠の空間の中に、紙一枚の隙間もないよう、ひとつひとつはめ込んで図柄を作っていきます。

 近年では、組子が作る影の美しさに注目した照明をはじめとしたインテリア小物など建具装飾以外にも様々な作品を発表しています。業種の垣根を越え、伝統技術を結集させた大川のインテリアブランド「SAJICA」では、デザインに組子を取り入れたモダンなミラーやテーブルが誕生しました。このほか、大川組子をより多くの人に知ってもらうため、イベントにて組子作りが体験できるツアーを開催しており、国内外の観光客に好評です。
 

大川組子・建具の職人のご紹介

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